高断熱・高気密にするメリット・デメリットとは?

公開日:2025/07/23  

メリットデメリット

高断熱・高気密の住宅は、夏は涼しく冬は暖かい快適な暮らしを叶える住まいとして注目されています。冷暖房効率に優れ、省エネや光熱費の削減にもつながるのが大きな魅力です。一方で、乾燥しやすい、建築費用が高くなるといった注意点もあります。そこで本記事では、高断熱・高気密住宅のメリットとデメリットについてご紹介します。

高断熱・高気密住宅のメリットにはどんなものがある?

高断熱・高気密の住宅は、近年ますます注目されています。以下では、高断熱・高気密住宅の主なメリットについてご紹介します。

一年中快適に過ごせる室内環境

高断熱・高気密の家は、外の暑さや寒さの影響を受けにくいのが特徴です。家の中の空気が外に逃げにくく、逆に外の空気も入りにくいため、冷暖房の効きがよく、夏も冬も室温が安定しやすくなります

エアコンの効いた部屋がすぐに冷めたり、温まらなかったりといったストレスが少なく、1年を通して快適な生活が実現します。特に寒い朝や暑い夕方でも、家の中が快適な温度に保たれているのは、毎日の暮らしに大きなメリットです。

光熱費の節約につながる

高断熱・高気密住宅では、冷暖房効率が非常によいため、エアコンの温度をこまめに調整する必要がありません。設定温度を大きく変えることがないので、電気やガスの使用量が抑えられ、光熱費の節約にもつながります。

また、冷暖房を長時間つけっぱなしにしていても、効率がよいためエネルギーの無駄が少なくなります。家計にもやさしく、環境にも配慮できるという点は、現代の住宅選びにおいて大きなポイントとなります。

ヒートショックのリスクを減らせる

高断熱・高気密の家は、部屋ごとの温度差が少ないという点も魅力です。冬場にリビングは暖かくても、廊下や脱衣所が寒いと、体に負担がかかります。

特に高齢者の場合、急激な温度差によって血圧が急に変動し「ヒートショック」と呼ばれる健康被害を起こすおそれもあります

高断熱・高気密の家であれば、住まい全体の温度がゆるやかに保たれやすいため、こうしたリスクを軽減し、安心して生活することができます。

防音性が高く静かに暮らせる

高気密・高断熱の住宅は、隙間が少なく、壁も厚くなるため、外からの音が入りにくく、また中の音も外に漏れにくくなります。交通量の多い場所や近隣が気になる環境でも、静かに過ごせるのは大きなメリットです。

また、使われる断熱材によっては、遮音性能がさらに高まることもあります。たとえばセルロースファイバーやインシュレーションボードといった素材には、吸音効果も期待できます。音のストレスが少ない住まいは、暮らしの質をぐんと高めてくれます。

知っておきたい!高気密・高断熱住宅の意外なデメリット

高気密・高断熱の家は快適で光熱費の節約にもつながるなど、たくさんのメリットがあります。ただし、いいことばかりではなく、注意すべきポイントもあります。高気密・高断熱住宅にすることで生じるデメリットについても知っておきましょう。

乾燥しやすくなる点に注意

高気密・高断熱の家は、外の空気が入りにくく、室内の空気が逃げにくい構造になっています。そのため、空気の流れが少なくなり、特に冬は室内が乾燥しやすくなることに注意が必要です。

冬場はもともと空気中の水分が少ないうえに、エアコンなどの暖房器具を使うことで、さらに湿度が下がるでしょう

対策として加湿器の使用が有効ですが、湿度が上がりすぎると今度は結露の原因になります。サッシや壁など冷たくなりやすい部分にカーテンをかけたり、結露防止フィルムを使ったりするなど、バランスのとれた対策が必要です。

建築費用が高くなりやすい

高気密・高断熱の家にするためには、通常よりも多くの断熱材や気密材を使う必要があります。その分、工事の手間や材料費が増えるため、どうしても建築費用が高くなりがちです。

近年では一般的な住宅でも一定の断熱性は確保されていますが、それよりも高い性能を目指す場合は、さらにコストがかかることになります。断熱や気密のレベルには幅があり、必要な性能をどこまで求めるかによって費用も変わってきます。

施工会社によって金額や提案内容も異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。初期費用が高くても、長い目で見れば省エネ効果で元が取れる場合もあるので、しっかり検討するようにしましょう。

まとめ

高断熱・高気密の住宅は、快適な室温を保ちやすく、冷暖房の効率がよいため、省エネや光熱費の削減にもつながる魅力があります。一方で、室内が乾燥しやすくなったり、建築コストが高くなるといった注意点もあるため、事前の理解と対策が重要です。住まいの性能を高めることで得られるメリットは大きいですが、暮らし方や予算に合った選択をすることが大切です。計画段階で施工会社とよく相談しながら、納得のいく住まいづくりを目指しましょう。

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