平屋と二階建て住宅それぞれのメリット・デメリットを解説します!

公開日:2023/11/13  

マイホームの購入や建築を考え始めた方がまず直面する悩みは、平屋にするか二階建てにするかという点ではないでしょうか。従来の戸建て住宅は二階建ての建物が一般的でしたが、近年は若い世代を中心に平屋の住宅が注目を集めています。

そこで、本記事では平屋と二階建て住宅、それぞれのメリットやデメリットを詳しく解説します。

平屋と二階建ての費用の差は?

マイホームは、人生で最も高い買い物と言われています。平屋か二階建てか決める際に、最も気になるのは、費用の差ではないでしょうか。建築費と税額の2つの観点から、費用の差を解説します。

建築費の差

マイホームの建築費は、間取りや内外装、設備によって大きく異なります。しかし、同じ延べ床面積で工事費を比較すると、平屋の方が高額になるケースがほとんどです。

平屋は、二階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなります。基礎工事と屋根の工事は、全体の工事費の中でも大部分を占めているため、工事費が高くなります。

ただし、同じ坪数の土地に平屋と二階建てを建てた場合は、二階建ての方が外壁の面積が広くなるため、工事費用が高くなることもあります。

税金の差

平屋と二階建ての住宅には、建築費だけでなく、税金面でも大きな差があります。家を取得した際には、さまざまな税金を支払う必要がありますが、中でも「不動産取得税」と「固定資産税」の2つは、平屋か二階建てかという違いで、金額が大きく異なります。

不動産取得税や固定資産税の税額は、固定資産税評価額によって計算されます。固定資産税評価額は、土地の時価や建物の請負工事金額などのさまざまな要因を基に各市町村が決定します。

具体的には、同じ延べ床面積で平屋と二階建ての住宅を建てた場合、平屋のほうがより広い土地を必要とするため税金が高くなります。その場合、平屋のほうがより多くの資材を必要とするため、価値が高いと判断され、固定資産税が高くなる可能性があります。

平屋のメリット・デメリット

平屋といえば高齢者や男性に人気のイメージがありますが、近年は若い世代からも注目を集め始めています。平屋のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

平屋のメリット

平屋とは、ずばり1階建ての住宅を指します。平屋のメリットは、なんといっても生活の全てをワンフロアで済ませられるところです。

家事動線の無駄を最小限に抑えられるため、家事が楽になります。家事動線とは、家事をする際の移動経路のことです。

移動距離が少なくなるほど、家事の時間を短縮できます。住宅の間取りを決める際には、家事動線を意識することが大切です。

二階建ての場合、洗濯機は1階に設置し、干すのは2階になることが多いため、洗濯のたびに階段を往復する必要があります。さらに、乾いた洗濯物は1階に収納するとなると、さらに負担が大きくかかります。

平屋の場合は、洗って干す、さらに片付けるという一連の動作がワンフロアで行えます。さらに、洗濯だけでなく、キッチンと洗面所を近くに配置することで、家事の効率が高まります。

また、平屋は個室がワンフロアに配置されていることから、家族のつながりを感じられます。家事をしながらでも子どもたちの様子をうかがうことができ、コミュニケーションがとりやすい点もメリットの一つです。

平屋のデメリット

平屋のデメリットは、二階建てと比べて広い土地が必要点です。二階建てと同じ延べ床面積の住宅を建てようとすると、その分土地の広さが求められます。

そのため、平屋はコストが割高になりやすい傾向にあります。土地代に費用がかかりすぎると、建物本体に予算をかけられない可能性もあります。

マイホームを建てる際は、土地と建物のコストバランスを考えながら資金計画を立てることが重要です。なるべく土地探しからサポートを行っており、資金計画についても相談できるような工務店を選ぶことをおすすめします。

また、平屋はプライバシー面で注意が必要です。平屋はバルコニーがないため、屋外で物干しを行うことになります。

中庭をつくったり、目隠しになるような設計を行ったりして間取りを工夫する必要があります。また、防犯面で不安があるという方は、防犯カメラやセンサーライトを設置するとよいでしょう。

二階建てのメリット・デメリット

二階建ての住宅には、平屋とは違ったメリット・デメリットが存在します。それぞれ詳しく解説します。

二階建てのメリット

二階建ての住宅は、狭い敷地面積でも生活スペースを広く確保することができます。とくに、土地代の相場が高い都心エリアでは、二階建て以上の住宅を建てることが多いです。

また敷地が狭い場合、隣や向かいの建物と距離が近いので、平屋では日当たりが気になることがあります。二階建ての住宅であれば、二階にリビングを配置することで、日当たりを十分に確保することが可能です。

二階リビングは、プライバシーを確保できたり、開放感のあるリビングを作れたりなどのメリットが多いことから、近年人気を集めています。また部屋の階層を分けることで、家族間のプライバシーも守られます。

一階と二階とで部屋が分かれていれば、生活音もさほど気になりません。思春期の子どもがいる家庭には二階建て住宅が向いているといえます。

そのほかにも、二世帯住宅の場合は、二階建て住宅がおすすめです。生活エリアを棲み分けしやすいので、より快適な同居生活を送れるでしょう。

二階建てのデメリット

二階建て住宅は一階と二階を行き来することになるため、平屋と比較すると家事動線が悪くなる可能性があります。家事をする際の移動距離を意識して間取りを考える必要があります。

とくに、二階リビングの間取りで建てる場合は、買い物の搬入やゴミ出しがスムーズにできるような動線の確保が欠かせません。キッチンの横にテラスを作ることで、ゴミの一時置き場として活用できます。

また、水周りの配置も重要です。洗濯機の位置は干す場所もセットで検討するとよいでしょう。洗濯と料理を同時進行で行いたいという場合は、キッチンの近くに配置するとよいでしょう。時間や手間のかかる家事については、1カ所でまとめてできるような間取りがおすすめです。

ただし、家事動線については、状況に応じた使い分けが重要です。単に移動距離を短くするだけではなく、来客の際のスペースや家族のリラックス空間を遮らないような配慮を忘れないように計画しましょう。

家事動線が生活スペースとかぶってしまう場合は、裏動線が確保できないか検討してみましょう。裏動線とは、よく通る通路の補助的な役割をする動線のことを指します。

飲食店などの間取りを参考にすると分かりやすいでしょう。住宅においても裏動線を作ることで、体調不良の際や介護の際に役立ちます。

また、近年ではテレワークが広く普及しており、自宅で仕事をする機会が増えています。テレワークをしている家族がいるときでも、裏動線を確保することで、お互いに気を遣いすぎることなく、快適な生活が送れます。

まとめ

今回は、平屋と二階建て住宅のそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。従来のマイホームでは、二階建て住宅が一般的でしたが近年では将来の生活を見据えて平屋が注目されています。

どちらにもメリットやデメリットが存在しますが、まずはコスト面に着目して比較してみるとよいでしょう。平屋は快適な生活動線を確保できる一方で、広い土地が必要です。

土地代が高くなることで、建築費に予算を回せなくなる可能性があります。土地探しの際は、建築費とのバランスを取ることが重要です。

それぞれのメリットやデメリットを踏まえたうえで、自身のライフスタイルと照らし合わせて検討してみるとよいでしょう。

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