ZEH住宅を建てるメリット・デメリットについて詳しく解説!

公開日:2022/10/15


淡路島で注文住宅を考え、調べているとZEH住宅という言葉を目にすることがあるでしょう。ZEH住宅は簡単に説明すると、消費エネルギーを削減した住宅です。地球環境に優しい住宅ですが、私たちにはどのようなメリットがあるのでしょうか。この記事では、ZEH住宅のメリット、そしてデメリットについて詳しく解説しています。

ZEH住宅とは?

ZEH住宅はNet Zero Energy Houseの略であり、ZEH(ゼッチ)と呼びます。エネルギーの消費量を減らして、太陽光発電などでつくられるエネルギー量を増やす住宅です。生成するエネルギーが増えることで、消費エネルギーをなくし快適な住宅での生活を実現します。こうした取り組みは2020年時点で新築を建設した半数以上がZEH住宅を選択しています。また、政府は2030年までにほとんど新築戸建やマンションがZEHにすることを目標に掲げています。

ZEH住宅に必要な因子

ZEH住宅を建てるためには、3つの因子が必要になります。

まず、電力の使用量や稼働を抑えた省エネです。ZEHでは太陽光パネルなどを用いて消費エネルギーを減らしますが、どのくらい電力を使用しているのか確認する必要があります。そうしたときに専用のHEMSシステムを使い、太陽光パネルなどの発電量の確認ができます。

次に断熱が大切で、高性能な断熱材などを使用して家の中の温度変化を防ぎます。どの部屋にいても温度は一定で外気温からの刺激を受けにくく、冷暖房の使用量を減らします。

最後に、作り出されるエネルギーです。ZEH住宅はエネルギーを作り出してエコな生活を目指したものです。そのため、太陽光発電などのエネルギーを作るための設備が必要になります。

ZEH住宅で使える助成金は?

助成金は住宅を建てるのに欠かせない制度です。以前、ZEH住宅には「こどもみらい住宅支援事業」と呼ばれる制度が用意されていました。この制度は、子育て世帯や若者夫婦の世帯に対して、最大100万円の補助金を用意するというものです。

しかし、現在ではこどもみらい住宅支援事業による住宅支援を受け付けていません。これは、申請を受けた金額が、この制度のために用意された予算を上回っているからです。これにより、2022年11月には受付終了となりました。

それでは、現在どのような助成金が用意されているのでしょうか?政府は新たに、「こどもエコすまい支援事業」による助成金を始めました。これは、リフォームや注文住宅、分譲住宅にも利用できます。支援金額も最大100万円と、こどもみらい住宅支援事業の内容とほとんど変わりません。

これまでと異なる点は、ZEH住宅や省エネリフォームの工事に限定されるということです。一般の住宅には、この制度を利用することができなくなりました。以前と比べて、制度を利用できる対象が狭くなっている点に注意してください。

ZEH住宅を建てるメリット

地球環境にエコなZEH住宅ですが、住宅建設する側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で、ZEH住宅のメリットをご紹介します。

光熱費が抑えられる

太陽光発電を使用して自分たちで電気を作りだすため、光熱費がぐっと抑えられます。さらに、電力に余りが出た場合は、電力会社に電力を売って収益を手にすることも可能です。

補助金がもらえる

太陽光発電システムを設置するには、大きなお金が必要になります。しかし、ZEH住宅に必要な設備などについては国から補助金を受けられます。基準はありますが、条件を満たしていれば1戸あたり60万円(2021年)の補助金がもらえるのです。さらに、対象の家に蓄電システムを導入した場合、1kWhごとに2万円が加算されます。

ヒートショックの発生軽減

温度の大きな変化によって起きるヒートショックの発生率を軽減します。ヒートショックは冬場で発生することが多く高齢者が発症しやすいです。こうした危険性を回避するために、ZEH住宅は家の中の温度の変化をなくして、温度変化で発生する脳卒中や心筋梗塞を防ぎます。

非常電力が作られる

蓄電するシステムが設置されていれば、日々作られる電力を蓄えられます。地震や台風などの自然災害などで停電が起きたときも、蓄電を活用して非常電力が作られ停電中も電気の使用が可能です。

売却時に高く売れる

2013年に国土交通省は「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン」を制定しました。このガイドラインから、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)が始まったのです。BELSは住宅がどのくらい省エネに貢献しているかを評価した制度であり、星マークで示します。

星マークが多いほど評価がよく、住宅そのものの価値があることが証明されます。もちろん、ZEH住宅でもBELS評価を受けられ、資産価値があると判断されるので、売却を考えたとき高い価格で売れるかもしれません。

ZEH住宅を建てるデメリット

ZEH住宅のメリットについて解説しましたが、デメリットもあるのが事実。ここでは、ZEH住宅のデメリットをご紹介します。

投資にお金がかかる

ZEH住宅を建設するとき、さまざまな設備が必要になり、その分コストもかかってきます。初期投資にお金はかかりますが、太陽光発電によって光熱費を抑えられるため、将来的に考えた場合、得になることもあります。とはいえ、大きな費用が発生するので、複数社の不動産会社や建設業者などから費用の見積もりを出してもらい、比較することが大切です。

発電量が天候に左右される

発電をするのに欠かせない太陽光発電システムは太陽からエネルギーを受け取り、電力を作り出します。そのため、曇りや雨の日はしっかりと電力が作られないため、日々の発電量は安定しません。

屋根のデザインが限られる

太陽光パネルから電力を生成するため、屋根に太陽光パネルを設置するのですが、安全性などから屋根の形状は限られます。そのため、好きな屋根のデザインが選べない場合があることを頭に入れておきましょう。

まとめ

ZEH住宅の特徴やメリット、デメリットについてご紹介しました。太陽光パネルなどの設置から、一般的な住宅と比べて初期費用は高くなりますが、蓄電を収益にしたり光熱費を抑えたりできるため、長期的にみると得になるでしょう。さらに、ZEH住宅であれば住宅の資産価値も得られるので、将来売却するとき高値で売れるかもしれません。デメリットもあるのですが、メリットでカバーできることが多いため、これから注文住宅をする人はZEH住宅も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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