都市圏とのアクセスがいい離島5選
働き方や生活スタイルの変化で注目を集めているのが地方、中でも離島での生活です。とはいえ、あまり都市圏からは離れたくないという方のために、ここでは5つの島を紹介します。都市圏への通勤が可能だったり、たまに出かけるのに向いていたりと立地はいろいろですが、島ならではの生活を満喫できるのが共通点です。
淡路島(兵庫県)
兵庫県淡路島はご存じ、瀬戸内海に浮かぶ大きめの島。大抵の事は島内で事足りる都会具合と、自然豊かという田舎具合のマッチングが絶妙です。
神戸市や鳴門市へのアクセス良好
明石海峡大橋・大鳴門橋を利用することで、神戸市・鳴門市に渡ることができるのは、淡路島に住む大きなメリットです。関西有数の大都市や四国の玄関口への好アクセスを活かして、島外で仕事をしている方も数多く住んでいます。人口はまだ少ないので、車も少なく渋滞に巻き込まれることもまずありません。
まだまだ発展する余地あり!
現在、急ピッチで開発中なのは島の西海岸沿い。淡路島はさらに便利に発展していく見込みです。ということは将来的に地価も上がるかも?念願のマイホームを島に建てて、夢見ながら暮らしていくのもよいかもしれません。
伊豆大島(東京都)
島内で事足りる一方で、都会へのアクセスも良好という点では、伊豆大島も負けてはいません。田舎暮らしにはあこがれるけれど、たまには都会でショッピングも楽しみたいという方に、ピッタリの距離感を持つ島です。
東京や熱海に好アクセス
伊豆大島へは、東京・竹芝桟橋から出る高速線で約2時間、熱海ならフェリーで約1時間。たとえば東京の会社に勤めているけれど、メインは自宅でのリモートワークという勤務スタイルなら、伊豆大島での居住は充分に可能です。生活用品の購入や、医療機関での受診など、主な用事は島内で事足りるのも大きな魅力です。
温泉でリゾート気分を楽しむ
島内にそびえる三原山は標高758mの活火山、湧き出る温泉は旅館にも引かれているほか、いくつかのホテルも営業しています。居ながらにして、リゾート気分を楽しめるのが伊豆大島。宅地や中古物件も、比較的豊富にそろっています。
似島(広島県)
広島市内に職があるのなら、似島(にのしま)に居住することは、現実的な選択になるようです。何しろ住所は広島市、広島港から3kmという距離に浮かんでいるため、市民なら遠足などで一度は足を運んだことがある、親しみ深い島でしょう。
広島港からフェリーで約20分
広島の中心地から約1時間でアクセス可能な似島は、充分に通勤圏なのですが、注目したいのは500世帯ほどしか居住していないところです。島内には公共交通ばかりか、信号機もないので、都心からほど近いにもかかわらず、離島気分を楽しむことができるのが似島なのです。フェリーの本数は1時間に1本程度ですが、家の立地によっては自家用車の所有が必須になるでしょう。
島のシンボル安芸小富士
美しい姿で知られる山、安芸小富士が島のシンボルとなる一方で、カキ養殖など漁業が主な産業となっているなど、山も海も楽しめるのが似島です。とりわけ釣り好きの方にとっては、たまらない島だということができるでしょう。
日間賀島(愛知県)
三河湾に浮かぶ日間賀島(ひまかじま)は、知多半島・渥美半島から10km圏内。名古屋市からもっとも近い離島という立地から、観光業が盛んとなっており、名産品のタコとフグをメインにPRを行っています。
名古屋市から約1時間半
都心からは電車と高速船の乗り継ぎが必要ですが、1時間半で到着するのが日間賀島の魅力で、夏には大勢の観光客が訪れています。リゾート気分でワーケーションを楽しみたいという方にとって、日間賀島は絶好ということができるでしょう。日用品の購入など、主な用事は島内で事足りるのも魅力です。
小・中学校は島内にあり
皇居の半分ほどの面積0.77平方キロメートルの日間賀島には、2つの集落に分かれて600世帯2,000人ほどが生活しており、小・中学校も立地しています。本土の高校へは少し距離がありますが、南知多町による通学定期助成や入寮者帰省助成が整っているのは嬉しいところです。子育てにも向く環境ということができそうです。
対馬(長崎県)
朝鮮半島にもほど近い対馬は、これぞ離島といった立地が魅力です。それでいて人口は3万人のため、総合病院やショッピングセンターなども整っています。古代よりしばしば歴史に登場する対馬は、独自に発展した文化も大きな魅力です。
飛行機であっという間の好アクセス
対馬やまねこ空港からの飛行機やフェリー、高速線が本土への交通手段です。飛行機は福岡行が日に5往復、長崎行が日に4往復しており便利。それぞれ30分ほどで到着してしまいます。料金には島民割引制度が採用されているので、都心からのアクセスのよさはイメージ以上です。
移住支援制度も充実
数々の補助金制度を用意して、島への移住を推進しているのが対馬市です。漁業や林業の第1次産業だけでなく、他の産業も盛んなので、求人も比較的多いのも対馬ならではです。
5つの島に共通しているのは、都市圏へのアクセスがよいことに加え、離島特有ののんびりした雰囲気が漂っているところです。つまりオンとオフの切り替えが簡単なのが離島での暮らし、オフタイムにはゆっくりと休むことで、仕事の効率もグッと上がるかもしれません。