注文住宅はトラブルが起こりがち?事前準備を徹底すれば防げる!

公開日:2022/04/15   最終更新日:2023/05/12

注文住宅は間取りや設計、予算調節の自由度といった魅力がある一方で、工期が遅れたり、完成した建物が想像と違ったり、当初の予定よりも費用がかさんだ等のトラブルにつながりやすい一面もあります。注文住宅のトラブル回避のために、発生しがちなトラブルの種類と回避方法、そして起こってしまったトラブルの解決方法についてお話します。

【トラブル①】施工ミスや手抜き工事

注文住宅で発生しやすいトラブルに「施工ミス」や「手抜き工事」が挙げられます。たとえ一流の施工業者であっても、人間の仕事なので施工ミスを0にすることはできません。基礎や外壁のひび割れ、壁紙のズレや汚れ、ドアや床の傷、内壁や建具の変形、電線や通信配線の不良、水回りの設備の不具合、窓や玄関の取り付け不良、建物全体の傾斜、雨漏りのほか、施工業者も気づかないミスも存在します。注文住宅の場合、施工業者との間には「請負契約」が結ばれます。

これは、施工業者は「仕事の完成を請け負う」ことを意味し、完成した家を引き渡すことで「契約完了」となります。施工ミスが見つかった場合、建物が完成し引渡しが完了している場合には、修理代は持ち主が支払うことになります。

引き渡し前に家をよくチェックし、施工ミスに気づいたら修補を依頼しましょう。また、注文住宅では事前に共有されている図面と仕上がりが違う、という重要なトラブルも起こりがちです。柱の有無や、窓の大きさ、壁スイッチの場所が異なる、などの報告例もあります。

これらのトラブルは、イメージを具体的に伝えられないことによる情報の食い違いにより発生するケースと、現場レベルで配線や棚の大きさの変更、色の変更などを行うような施工業者が担当している場合に発生します。信頼できる施工業者を選び、綿密な打ち合わせによる情報の共有を行うことで、トラブルが起こる確率を低くすることが可能です。

【トラブル②】お金の問題

注文住宅で発生しやすいトラブルとして「お金の問題」も挙げられます。土地と建物をセットで購入する建売住宅と違って、注文住宅は土地と建物を別々に購入するため、総コストが割高になりがちです。その理由として、追加工事が挙げられます。住宅会社に提案された追加工事(オプション、標準仕様変更工事)を、見積もりを出してもらわないまま進めてしまい、後になって高額な請求に気づくというトラブルです。追加工事は主に、建物の形や設備の変更などで発生します。身に覚えのない工事や施工費用が掛かっている場合には、必ず業者に問い合わせることが必要です。

また、無理な値引き交渉もトラブルを招く原因となります。無理な値引き要求によって、担当者との関係が悪化したりする以外に、トラブル①の「手抜き工事」につながる場合があります。これは、値下げ要求を受け入れる代わりに建築コストを下げるため、資材の質を落とし、人員を削るなど、作業工程の質が低下するためです。

他にもお金の問題として「不要な部分にお金をかけてしまう」というケースも見られます。モデルハウスにはキッチンやバス、トイレなどの最新の住宅設備が展示されており、本来は不要な装備であっても、つい導入してしまいがちです。不要な装備にお金をかけてしまったことで、こだわりたい部分にお金をかけることができないのは後悔が残ってしまいます。

他にも、ローンで注文住宅を購入する場合に、ローンの申請額と実際にかかった費用に差が生じる場合があります。住宅ローンの申請額が必要金額を下回っていないか、確認することが必要です。

トラブルを防ぐには念入りな事前確認が重要

注文住宅を購入する際のトラブルを防ぐには、住宅に対する知識を身に着けることが大切です。建材や工法などを知っておくことで、業者任せの消極的な家づくりではなく、自ら積極的に決定して行ける家づくりが可能になります。

また、自分が建てたい家のイメージをはっきり持ち、「こだわりたい」点を明確にすることも大切です。こだわりたい点をしっかり持つことで、妥協点についてはコストを抑えることができます。

一方、外装や屋根材などのお金を惜しむと、修理やリフォームなどの維持費がかさみ、長い目で見ると出費が大きくなることもあるため、費用を抑えるところとかけるべきところを見極めることが大切です。また、無理な値引き交渉は行わず、複数の会社から見積もりをとって値段や内容の比較検討を行ったり、決算前の割引キャンペーンの時期を狙ったり、紹介制度による割引を利用するなどの手段がおすすめです。

他にも、施工業者を選ぶ際には、値引きやコストなど金銭部分だけに注目せず、品質や設計力、担当者との信頼関係など総合的に判断することが大切です。住宅注文の実績が豊富で、依頼者の予算範囲内で最善のプランを提案してくれる、見積もりの内訳が詳細に記載されているような施工業者が理想です。追加工事や変更工事を行う場合には、口頭でのやりとりで済ませず契約書を作成することも大切です。書面に残すことにより、後日、変更・追加工事の内容や費用をめぐってトラブルが発生することを防ぐことができます。

もしトラブルが起きたらどこに相談すべき?

万が一トラブルが起きてしまった場合に備えて、相談先を確保しておくことも大切です。

代表的な相談窓口は「国民生活センター」です。公益財団法人の「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」も国土交通大臣指定の相談窓口となっています。

欠陥住宅や修繕問題など法律が絡むトラブルの場合は、無料で法律相談を受けられる「法テラス」をおすすめします。

住宅の不具合に関するトラブルは「瑕疵担保責任保険」を確認しましょう。これは法律で義務付けられている保険で、新築住宅の引き渡しから10年間に雨漏りと基本構造部分に関する問題が発生した場合、補修のための費用を補填してもらえる保険です。瑕疵担保責任保険にあてはまる問題は保険適用により解決できます。

 

今回は、注文住宅で起こりやすいトラブルの事例と、トラブルを防ぐための方法、トラブルを解決するための相談先について紹介しました。注文住宅では建売住宅に比べて、施工ミスや手抜き工事、お金の問題などが発生しやすい傾向があります。これらの問題を防ぐためには、事前に住宅についての知識をつけ、作りたい家の「こだわりポイント」を明確化し、お金をかける場所と妥協する場所をあらかじめ決めておくことが大切です。

【淡路島】おすすめの注文住宅メーカーランキングTOP5

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