淡路島の魅力を解説!住むのにおすすめな理由は?
「淡路島への移住を考えているけど、どのような特徴があるのかな?」
「支援制度に関する情報が知りたい」
淡路島への移住に関して、上記のような疑問などを持っている人もいるのではないでしょうか。
淡路島は瀬戸内海に浮かぶ島で、淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で構成されています。淡路島では移住者を対象とした取り組みを積極的に行っており、実際に淡路島へ移住している方も多いです。
今回は、淡路島への移住を検討している方に向けて、アクセス面・住環境・治安をメインに魅力を紹介します。
明石海峡大橋によって本州とのアクセスも良好
淡路島は、離島でありながら明石海峡大橋によって神戸市とつながっているため、車を利用して、本州と離島を行き来できる点が特徴です。「離島でのんびり暮らしたいけど、都市部で遊びや仕事もしたい」と思っている人にとっては魅力的な島でしょう。
淡路島は、神戸市まで車なら50分ほどで通えるほか、神戸空港まで約1時間で行けるなど、交通アクセスに優れています。
離島と聞くと船を使って行き来するイメージを持ちますが、淡路島は橋がかかっているため、車を使える点は大きなメリットといえるでしょう。現在はリモートワークを採用している企業もあり、会社のある都市部を離れ、地方へ移住して仕事に取り組むケースがあります。
淡路島でも都市部から移住してリモートワークに励む人もいますが、出社が必要な場合でも車で会社へ通えることから不便に感じることも少ないです。
仕事だけでなく、お休みの日に神戸市へお買い物や遊びに行きたいと思ったときにも気軽に行くことができる点も便利です。普段は淡路島で自然に囲まれながらゆったり暮らしつつ、休日は都市部でも遊べるので、子どもにとっても飽きのこない暮らしが実現できます。
離島ながら住環境にも優れている
淡路島は、離島でありながらも住環境に優れており、子育て支援や起業支援など、さまざまな支援制度を整えています。ここでは、淡路島で利用できる支援制度を中心に、住環境について解説します。
子育て世帯を対象とした手厚い支援
淡路島では、子育て世帯に対して豊富な支援を用意しています。子育て期間はさまざまな面で費用がかかるため、家計を圧迫してしまいがちですが、支援をうまく活用することで、家計の負担軽減が可能です。
「赤ちゃん未来の宝物事業助成金」は、第2子以降を出生された方を対象に、助成金が受け取れます。助成金額は、第2子は5万円、第3子は10万円、第4子は50万円、第5子は100万円です。第4子と第5子に関しては、助成金を5回に分けて交付されます。
多胎出生の場合は、1件につき10万円が加算されます。たとえば第1子と第2子が双子の場合、第2子の助成金額に10万円プラスされる計算です。
申請期間は、子どもの出生日から1年以内となっています。第4子以降を出生された場合は5年間に分けて助成されることから、毎年度申請が必要なため注意しましょう。
「乳幼児等医療費助成制度」は、0歳〜小学3年生までの子どもを対象に、健康保険証を利用して、医療機関を受診した際に発生した医療費の自己負担分を助成します。医療費を無料、もしくは一部の自己負担分のみで受診できるため、医療機関へ通う際に大きな助けとなるでしょう。
子どもが0歳の場合は、所得制限なしで自己負担分は無料です。1歳〜小学3年生の子どもで、父母もしくは扶養義務者の市民税所得割税額が23万5,000円未満の場合も自己負担額は無料です。
しかし、1歳〜小学3年生の子どもで、市民税所得割税額が23万5,000円以上の場合、外来で1日800円、入院で1割の自己負担額が発生します。
起業に関する補助制度も設けている
淡路島の補助制度は子育て支援だけではありません。淡路島で新しく起業する人を対象に「新規起業者支援事業補助金」と「起業家支援事業(兵庫県へのUJIターン起業家向け助成金)」を設けています。
「新規起業者支援事業補助金」は、淡路市内で起業される方、または事業承継を受ける方で、淡路市商工会の経営指導部などからの推薦を受けられる方を対象とした補助金制度です。
新しく起業する場合は、初期投資支援として上限70万円、事業承継を受ける場合は、50万円を上限として補助金が交付されます。
「起業家支援事業」は、兵庫県外からUJIターンによって移住し、県内で起業を目指す方を対象に、200万円を上限に支援を受けられる補助制度です。補助を受ける際、空き家を活用すると、改修費に対して100万円を上限に追加で補助が受けられます。
上記のほかにも補助金を受けられる条件があるため、淡路市の公式ホームページからチェックしましょう。
空き家の活用を積極的に行っている
淡路島に住む際、賃貸住宅を探す方もいるかと思いますが、空き家を利用することも視野に入れるとよいでしょう。たとえば淡路市の場合、空き家バンクにさまざまな空き家の情報を掲載しています。
2023年8月現在、約20件の空き家が成約されていない状況です。条件のよい空き家は早い段階で成約されるため、少しでも気になった物件を見つけた場合は、早めに契約を進めるとよいでしょう。
また、空き家を取得した際に「空き家活用支援事業」の一環で改修工事費や事務機器取得費といった費用の助成が受けられます。一戸建ての住宅で一般タイプの場合、最大で100万円の助成となるため、改修費用が高くなるほど助成のメリットも大きくなります。
淡路島への移住体験が可能
「淡路島への移住に興味があるけれど、どのような雰囲気か試しに住んでみたい」と考える方もいるでしょう。淡路市では、移住を検討している方を対象とした、オンライン相談会やバスツアー、移住体験ができます。
オンライン相談会では、担当者と移住に関する疑問などを相談できます。離島への移住はわからないことがさまざまありますが、担当者が詳しく教えてくれるため、移住への不安要素を減らせるでしょう。
バスツアーでは、実際に淡路市内をバスで周りながら自然に触れたり、移住者との座談会を通して市内の雰囲気を感じられたりする点が特徴です。移住者との座談会では、移住に関するリアルな話を聞けるため、淡路島での暮らしをイメージできます。
移住体験では、実際に住んでみて淡路島に移住するか判断したい方を対象とした体験住宅を用意しています。最長3か月まで体験住宅に入居でき、淡路市内を散策したり、イベントへの参加をとおして淡路島の魅力に触れたりしながら移住の検討が可能です。
実際に住むことでわかる部分もあるため、楽しいことや大変に感じる部分もリアルに感じられるメリットがあります。移住に対して少しでもギャップを減らしたい方は、ぜひ利用しましょう。
移住者に対しても温かく治安も良い
移住に関して、とくに気になる部分といえば治安ではないでしょうか。住んだことのない場所へ移る際に、地元の方とうまく付き合っていけるだろうかと不安に感じるかと思いますが、淡路島に住む方々は、温かい人が多い印象です。
都市部とのアクセスもよいことから閉鎖的な雰囲気はなく、移住者に対しても声をかけてくれるなど、温かい雰囲気を感じられます。住み始めは不安に思うかもしれませんが、慣れていくうちに、居心地のよさが感じられるようになるため、安心して住めます。
まとめ
今回は、淡路島への移住を検討している方のためにアクセスや住環境、治安などについて解説しました。淡路島は離島であるものの、明石海峡大橋がとおっていることから、都市部とのアクセスも良好です。
子育て支援にも力を入れており、出生人数に応じて補助額を設定しているほか、0歳〜小学3年生までを対象に医療費の助成を行っています。子育て中は、さまざまな費用がかかるため、助成金をうまく活用して家計の圧迫を抑えられます。
移住を検討している方を対象にした担当者とのオンライン相談会やバスツアー、移住体験への参加も可能です。実際に淡路島の雰囲気を感じながら移住の検討ができる環境を整えているため、淡路島に魅力を感じている方は、ぜひ利用を検討してみましょう。