注文住宅に設置するトイレ選びのポイントについて解説!
注文住宅では、住まいのさまざまな設備を自由に決めることができます。そのなかでもトイレにこだわりたいと考える方も多いのではないでしょうか。トイレは汚れやすい場所なので、できるだけラクにお手入れできる方が助かります。この記事では、注文住宅のトイレ選びについてまとめておきます。
注文住宅に設置するトイレ選びのポイント
注文住宅のトイレの選び方のポイントをまとめておきます。
間取りを考える
まずはトイレの間取りを考えなければいけません。トイレは水まわりなので、できればお風呂場や洗面所と近い場所に配置したほうがよいでしょう。そして、水が流れる音やニオイが気になる場所でもあるので、寝室や食事を食べるリビングからは少し離れた場所に配置するのがおすすめです。また、玄関近くにトイレを設置してしまうと、来客の際にお客さんからトイレが見えてしまうのであまりおすすめできません。
トイレの数を決める
2階建てや3階建ての住まいでは、各階にトイレを設置することがあります。2階建ての場合は1階にだけトイレを設置しても問題ないかもしれませんが、家族の人数によっては2つあるほうが便利かもしれません。
床や壁の材質や色を決める
トイレの床や壁は掃除がしやすいものを選びましょう。色は汚れが目立ちにくい色にするのがおすすめです。トイレの床で人気なのは、フローリング調のクッションフロアです。汚れが落としやすく、フローリングのように見えておしゃれです。
ただし、丁寧にお手入れしないと黒ずみなどが目立ってくるので注意してください。タイルもトイレの床で人気の素材です。高級感があり耐久性も抜群です。ただし、施工費用はやや高くなります。フローリングとタイルを組み合わせるという方法もあります。
収納の場所と広さ
トイレには収納スペースを設けなければいけません。トイレットペーパーやトイレの掃除用具などを入れておくと便利です。この時、トイレットペーパーの収納場所はトイレに座っていても取りやすいようにしておくことをおすすめします。
換気扇や窓を考える
トイレはニオイがこもりやすいため、窓や換気扇が必要です。換気扇は、人の動きを感知して自動でスイッチが入るものにすると便利です。窓がつけられない場合は、換気システムをしっかり活用しましょう。
注文住宅にトイレを設置する際に注意するべきポイント
注文住宅にトイレを設置する際は、下記のような点に注意しましょう。
手洗い場をつけるかどうか
トイレに手洗い場がない場合、トイレを出てから洗面所で手を洗うことになります。できればトイレ内に手洗い場が一体化しているほうが便利です。しかし、手洗い場をつける場合は、ややスペースが必要になるでしょう。スペースの問題も考慮しながら、手洗い場をどうするか検討しましょう。
デザインを考える前に
トイレは、お洒落なほうがよいと考える方もいると思います。しかし、デザインばかりに気を取られてしまうと、使い勝手のよさやメンテナンス性などを忘れてしまいがちです。トイレはメンテナンスのしやすさと快適に使えるかどうかという点をとくに重視してください。
トイレの広さは失敗しやすい
トイレの広さに関して失敗事例は意外と多いです。その中でも多いのが、出入り口の大きさです。たとえば車いすで入ることができない場合、将来車いすを使用する際にトイレだけリフォームしなければいけなくなるでしょう。また、お子さんが小さいとお子さんと一緒にトイレに入らなければならないこともあります。そのような際も、充分なスペースがなければ困ります。これらに関しても考慮してトイレのスペースを考えましょう。
人気トイレメーカーの製品の特長
トイレのメーカーはたくさんありますが、それぞれのメーカーで製品に違いがあります。ここでは、人気のトイレメーカーの製品の特徴をお伝えします。
TOTOの特徴
TOTOのトイレは、25万円から30万円くらいが相場です。価格は高めですが、お手入れのしやすさで人気があります。自動で掃除してくれる機能があるトイレが多く、メンテナンスがラクです。またトイレに汚れをつきにくくしているという点も魅力です。
LIXILの特徴
LIXILの相場は、24万円くらいです。節水機能やデザインがおしゃれな点が魅力です。また小ぶりな設計のトイレが多いので、トイレのスペースがあまり取れない場合も設置しやすいです。
パナソニックの特徴
パナソニックのトイレは、17万円から25万円くらいが相場です。掃除の手間を省ける機能が充実しています。ほかの2社よりもリーズナブルなトイレがある点も魅力でしょう。
まとめ
注文住宅のトイレ選びについてお伝えしました。トイレは、汚れが気になってしまう場所なので、できるだけお手入れを楽にできるものを選びたいですね。最近のトイレでは、さまざまな技術が取り入れられていて、お手入れが本当に楽になってきています。最新のシステムも確認しながら、ご家庭に合うトイレを探してみてください。実物を確認するためにショールームに足を運んでみるのもおすすめです。