蛍光灯を産業廃棄物として処分する際の注意点や手順を解説

公開日:2024/10/15  

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事業所で使用した蛍光灯は、産業廃棄物として処分しなければなりません。しかし、処分の際どのような点に注意するべきか、処分の流れがよくわからないという事業者の人もいるのではないでしょうか。本記事では、事業所における蛍光灯の処分方法を深掘りして解説します。本記事がごみの処理に悩む事業者の助けになれば幸いです。

蛍光灯を処分する際の注意点

蛍光灯は、ガラス管内に水銀ガスなどの有害物質を含んでいます。

したがって、蛍光灯の誤った処分方法は環境や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。水銀はとくに環境汚染の原因となり、健康リスクを引き起こす可能性がある物質のひとつです。さらに、蛍光灯にはポリ塩化ビフェニルなどの有害物質が含まれる場合もあります。

有害物質が人体に蓄積されると、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。たとえば、色素沈着や瞼や関節の腫れなどが報告されています。蛍光灯の適切な処分方法は重要です。産業廃棄物として処理される場合があり、2017年の廃棄物処理法改正により、水銀使用製品産業廃棄物として扱われることになりました。

法改正により、蛍光灯の処分は都道府県からの許可を得た業者に委託する必要があります。処理方法を誤ると、排出事業者にはペナルティが課される可能性があるため、慎重さが求められます。蛍光灯を処分する際は、絶対に割らないように注意しなくてはなりません。

蛍光灯が割れると、水銀が気化して空気中に拡散し、健康リスクが高まります。万が一誤って割ってしまった場合は、部屋の空気を入れ替えるなどの対策が必要です。また、蛍光灯は必ず正しい方法で処分しましょう。

ルールにしたがって適切な処理方法を選択し、信頼できる業者に委託する必要があります。蛍光灯の処分には十分な注意が必要であり、環境と健康への配慮が不可欠です。

蛍光灯を処分する際の流れ

蛍光灯を産業廃棄物として処分する手順は、以下の通りです。

不要な蛍光灯の分別と保管

不要な蛍光灯を1か所に集め、保管します。

保管する際、保管場所を囲いで覆ったり、保管場所であることを明示する配慮が必要です。蛍光灯が特定の場所に保管されていると関係者全員で確認し、安全な取り扱いを保つためです。

収集運搬の委託

収集運搬をおこなう業者に、自治体から許可を得た業者を選定し委託します。

許可証には、水銀使用製品産業廃棄物を扱う許可を得ていると明記されている必要があります。蛍光灯を安全に廃棄するためには、適切な業者を選定しなくてはなりません。

契約書の作成

廃棄物処理法にもとづき、廃棄物処理業者と契約を締結します。

契約する際、委託契約書には水銀使用製品産業廃棄物に関する事項が明記される必要があります。契約書には、蛍光灯の処分に関する具体的な取り決めや手順が含まれます。

引き渡しとマニフェストの交付

蛍光灯を廃棄業者に引き渡す際に、マニフェストを交付します。

マニフェストには、蛍光灯が水銀使用製品産業廃棄物だと明記される必要があります。マニフェストは、蛍光灯の処分過程を文書化し、適切な処理がおこなわれると確認するための重要な文書です。

産業廃棄物処理業者の選び方

蛍光灯を処分する際には、処理業者を慎重に選ばなくてはなりません。

適切な業者を選ぶためには、以下のポイントに留意する必要があります。

見積もりをとって費用を確認

事前に見積もりをとりましょう。

処分にかかる費用は業者によって異なり、また処分費用以外にも手数料などが発生する場合があります。必ず委託する前に見積もりをとり、具体的な費用を確認しましょう。

自治体の許可基準を満たしているか確認

次に、自治体の許可基準を満たしているかどうかを確認しましょう。

蛍光灯の処分は自治体からの許可を受けた業者に委託する必要があります。業者が許可を受けているかどうかを確認しておけば、法的な問題を回避でき、適切な処分がおこなわれると保証されるようになります。

委託契約書・マニフェストに対応しているか確認

また、委託契約書やマニフェストの作成に対応しているかどうかも重要です。

委託契約書には廃棄物の種類に水銀使用製品産業廃棄物を含める必要があります。同様に、マニフェストにも適切な情報を記載する必要があります。委託先の業者が委託契約書やマニフェストの手続きに対応しているか確認しておけば、手続き上のトラブルを防げるでしょう。

過去の実績を確認

さらに、過去の実績も重要な参考情報となります。

過去に同様の業務をおこなった経験や実績がある業者を選べば、信頼性が高まります。信頼できる処理業者を選択するのは、排出事業者がペナルティを課されるリスクを最小限に抑えるためにも重要です。

まとめ

蛍光灯の処分には十分な注意が必要であり、事業所での適切な手順を把握しておかなければなりません。まず、蛍光灯に含まれる有害物質やその影響について理解し、誤った処分が環境や健康に与えるリスクを最小限に抑える必要があります。また、産業廃棄物としての処理手順を遵守し、自治体から許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託しましょう。業者の選定では、見積もりの確認や自治体の基準を満たしているかの確認、過去の実績のチェックなどをおこなう必要があります。本記事で紹介したポイントを踏まえ、安全かつ適切な蛍光灯の処分をおこないましょう。

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